柚子胡椒とは?


柚子胡椒(ゆずこしょう、ゆずごしょう)は、調味料の一種。胡椒とは呼ぶものの、実際には柚子風味の唐辛子ペーストで、唐辛子を粗刻みにし、ユズの果皮と塩を入れて磨り潰し、軽く熟成させたものである。九州では一般的な調味料として知られている。

 

名称に「胡椒」がついているが、これは九州の一部の地域の方言で、「コショウ」ではなく「トウガラシ」のことを指す。なお、一般的な「コショウ」は「洋胡椒」と呼んで区別する。唐辛子は青唐辛子を用いるのが一般的であるが、赤唐辛子が用いられる場合もある。青唐辛子と青柚子なら緑色、赤唐辛子と黄柚子なら朱色の柚子胡椒に仕上がる。地元では鍋料理や味噌汁、刺身などの薬味として用いられるが、近年、全国的に知られるようになってからは、より多様な使い方をされるようになっている。

 

参考:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(2011.12.6)