焼酎図鑑【泡盛】 久米仙(壷仕込)


昭和24年創業の久米島の蔵元です。県内でも最大規模!久米島にある大きな工場では、年間390万リットルもの泡盛が造られているそうです。この島は近年、楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地にもなっています。ここでは徹底した品質管理がされており、味の安定感は抜群です。久米島へ行けば、工場見学や試飲もできますよ!天然の清水で仕込んだ泡盛を熟成させ、「原料米」「酒造りの環境」「貯蔵」にこだわって、磨き抜いた芳醇な味わいが楽しめる古酒泡盛です。

 

 

【泡盛の歴史】 

沖縄独自の銘酒、泡盛のルーツを探ると、古来より琉球の島々で祭事に用いられていた原酒の酒「シゲチ酒」と15世紀にアジアより到来した南蛮酒の融合が、その起源だと言われています。琉球王朝が栄え、この貴重な舶来の酒と古代のシゲチ酒の製法が複合し、新たに生れたのが、琉球ならではの味を醸し出す、泡盛だったのです。
伝統的に継承されてきた泡盛の製法に従って、今でも泡盛の原料にはタイ産の米が使われていますが、ここにもアジアと琉球をつなぐ歴史の1ページを垣間見ることができます。中でも、沖縄独特の酒造法として注目すべきは、泡盛をカメにねかせて、じっくりと熟成の時を待つ、古酒づくり。幾世紀もの歴史に育まれ、静かに円熟の年月を刻んできた泡盛の神髄は、今も久米島の久米仙に受け継がれ、豊潤で清冽な美酒の味わいを皆様に届け続けています。